「令和5年度納会」開催報告
11月に入ったとは思えぬ暖かい気候が続いていますが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。さて、10月最終週に行われました優勝を掛けた慶早戦で塾野球部は見事早稲田に勝利し、秋季リーグ戦での天皇杯を手にしました。夏の全国高等学校野球選手権大会で107年ぶりの優勝を遂げた塾高に続いてのダブル優勝で、義塾野球部を応援する会員の皆様にとっては嬉しく輝かしい1年になったと思われます。
10月28日(土)に神宮ネット裏三田会では一足先に本年度の「納会」を開催しましたので、当日欠席された会員を含めた皆様に開催内容の報告をさせて頂きます。
【納会内容】
慶早1回戦終了後、赤坂見附駅近隣の「バンケットルーム赤坂HITOTSUGI」にて納会を開催し、ゲストとして連合三田会大会での講談講演でお馴染みの若林鶴雲師匠を迎えて講演会を開催しました。
若林師匠は慶應中等部、慶應高校、同大学商学部を卒業された生粋の塾員で、講演会では「慶應名応援歌誕生物語」と題して慶應義塾の誇る応援歌「若き血」が誕生する経緯について当時の世相、歴史的背景などを辿りながら名調子で楽しい講談を演じて頂きました。
「若き血」が誕生する頃はまだプロ野球誕生前で、慶早戦は野球ファンを二分する世の中の熱狂的なスポーツイベントであったこと。学生も応援で何とか母校の勝利をつかみ取ろうと必死に模索していた中で、それまでの数年間の慶應の劣勢を跳ね返す元気で繰り返し歌いやすい応援歌を、ということで「若き血」が誕生したとの話が語られました。講談の中では故藤山一郎氏、故岡本太郎氏など著名なOBの名前も登場し、当日ご参加の会員の皆様は懐かしく興味深く聞き入って頂けたのではないでしょうか。
講演後、東野至会員が「乾杯」発声の音頭を務め、会食に移りました。若林師の名調子の講談を聞き会員の気持ちも和んだようで、当日の慶早1回戦での逆転サヨナラ負けの重苦しい空気は一掃され、和やかな談笑風景があちこちで見られました。
納会の締めとして翌日の勝利を祈念して参加者全員で肩を組み「若き血」を声高らかに斉唱、渡辺晃司会員が勝利のエールを切りました。納会での盛り上がりが届いたか、翌日、翌々日の試合では塾野球部は連勝し、見事逆転での秋季リーグ戦の優勝を勝ち取りました。会員の熱心な応援の気持ちが伝わったのでしょう。
11月18日(土)から塾は東京六大学野球連盟優勝校として明治神宮野球大会に臨みます。ここでも優勝し大学日本一をつかみ取れるよう、会員の皆様も是非再び神宮球場に足を運ばれ応援を宜しくお願いします。
最後になりますが、「神宮ネット裏三田会」としての本年度の活動は納会を持って終了となります。この1年間の会員の皆様のご協力に感謝し、御礼申し上げます。
来たる令和6年度にはコロナ禍で暫く開催できなかった野球部との懇親会(すき焼き会)も何とか復活できるよう、今後野球部フロントとも話し合って行きたいと考えています。塾高の甲子園優勝メンバーも来年度には多数入部が見込まれ、春が待ち遠しく期待が膨らみます。
会員の皆様におかれましては、これから迎える厳しい冬の季節を乗り越え、また元気に春のシーズンでお目に掛かれることを願っております。