「慶應東大3回戦観戦記」 増冨会員からの投稿
残念なことに、塾野球部は既に勝ち点を2つ落としてしまい優勝は絶望的となってしまいました。ただ東京六大学野球はただのリーグ戦というだけでなく、大学同士の対抗戦でもあります。残りの勝ち点をプライドの為にも全力で勝ち取ってもらいたいところです。特に春には惨敗というべき結果とななった慶早戦で「これぞライバル対決」と言える名勝負を繰り広げて欲しいと思います。
2024年10月7日の慶應東大3回戦を観戦して参りましたので、僭越ながら感想を述べさせていただきます。
6日の2回戦では東京大学・鈴木太陽(4年・国立)の好投により完敗した塾野球部。この日は「何が何でも負けられない」という意気込みだったでしょう。慶大の先発は渡辺和大(2年・高松商業)、東大の先発は渡辺向輝(3年・海城)。
慶大が4回に先制します。4番に座る清原正吾(4年・慶應義塾)が初球のカーブを叩くソロホームラン。プロ志望届を提出している彼としては、ドラフト会議への大きな弾みとなるホームランだったのではないでしょうか。(今季2本目)
↓ホームランの動画URLです。
その後、さらに清原および渡辺和大の適時打によって3対0とリードを拡げます。
9回には渡辺が2人の走者を出し、今春に打率.333をマークしベストナインを受賞した大原海輝(3年・県立浦和)を迎え、肝を冷やしましたが三振に斬って完封勝利。3カード目にしてようやくの勝ち点1を獲得しました。
渡辺和大は春に比べ球速が伸びました。私が確認した限りですと最速148キロをマークしており、スピードは大学生左腕としては文句はつけられないものと思います。エースである外丸は登板過多による勤続疲労で調子が上がってこないようですし、彼が完全復活するまでは渡辺に先発1番手としての働きを求めることになるでしょう。ぜひ法大戦・早大戦でも好投を見せてもらいたいものです。
↓渡辺の9回の投球動画URLです。
ここまで勝ちきれずにいた塾野球部ですが、ようやく勝ち点を1つ取りホッと致しました。神宮ネット裏三田会の皆様の応援もありますし、これから勢いに乗ってくれることと思います。塾野球部の躍進に期待しましょう。
増冨 和光(平成23年文卒)